材料はVU50で排水用塩ビパイプ。その底にコンパネを円盤状に切ったものを差し込んであります。コンパネを4本の釘を打ち付けて固定。しっかりしている。
塩ビパイプの既製品のキャップを買ってきてボンドで止めてもいいのですが、それだとキャップを買う必要があるし、見た目がスッキリしないので、これが一番良い底の作り方ですね。
それからセリアで肩掛け用の紐を買ってきました。それを塩ビパイプに切り込みを入れて通してやりました。帯紐は金具で止めることも考えましたが、それだと金具を買う必要がありますので辞めました。このほうがシンプルで見た目もスッキリしてていいですね。
それと蓋は塩ビパイプのキャップ(128円)を使うのですが、塩ビの蓋は直径ぎりぎりに設計されてて、キツすぎて閉まらないので、サンダーや紙やすりを使ってしっかり外周は削っておきます。
蓋は真ん中に穴を開けて、結婚式の引き出物の赤飯が入ってた木箱に付いていた紐と梅の形の金色の金具がちょうどあったので、蓋の紛失防止で通して結んておきました。
材料費も激安。なお、塩ビパイプの素朴なグレーの色は渋くて気に入ってるので、塗装せずにこのまんま使うことにします。
さて、この望遠鏡ですが、長くて重くてなかなか扱いづらいですね。ピンと合わせが非常に難しい。30×40という高倍率なのも災いしてる。対象物を探すのに一苦労。それに伸縮させる筒が新品同様で硬いので、伸縮させるときに無駄に手に力が必要なので良くない。重たいから支える方の手がすぐに疲れてくる。使用頻度が低くなりそうだなぁ。ということで、もっと低倍率で超軽いポケットサイズのレトロな望遠鏡はないかとオークションで探してきました。
最近30%引きのクーポンを大盤振る舞いしてるので格安で手に入りました。
上のがエイコー製の15×25のテレスコープ。化粧箱入りのほぼデッドストック品だった。ただし中のレンズがゴミだらけで酷かったから全分解してレンズをアルコールで磨いておきました。
もう一本は革ケース付きのKOLのもの。どうやら両社とも全く同じ会社が作ったものらしく、外観も内部構造も全く同じものだった。ただしこちらだけ対物レンズが合わせガラス(色消し)で見え方が少しだけシャープだった。もちろん分解掃除したのだが、内部の2枚の正立レンズだけは筒のネジが硬すぎて内側が磨けなかったのは残念。
製造年は定かでは無いですが多分昭和40年代ぐらいだと思います。