




久しぶりにピアノ式アコーディオンや
手風琴を出してみました。
これらは全て昭和10年代頃の製造と
思われ大変貴重で珍しいものです。
アイボリー色のがトンボ楽器製造の
ナポリです。
80ベースで3列笛MMLで1スイッチ付きの
当時としては高級品です。
残念ながら状態が悪くて空気漏れがひどいので
演奏には不適です。
茶色のボタン式アコーディオンは
日本では手風琴とよばれていたものです。
古くは明治時代から流行していたアコーディオンで
押しと引きで違う音が出ます。
ちょうどハーモニかのようなものです。
私のは19ボタンのトンボ楽器製で
半音が付いているのでいろいろな調の
音楽を奏でられます。
一番大きなアコーディオンはドイツの
ホーナー社が作ったもので、120ベースで
MMLの3列笛。
1スイッチ付いています。
かなり重たいので最近はあまり弾かなくなり
ベースボタンの戻りが悪くなって鳴りっぱなしの
音が出ることがあります。
3台のアコーディオンのうちで一番
良い音が出て空気漏れの少ない
保存状態の良いものです。
本来なら調律に出してオーバーホール
しないといけませんが、修理代が高いので
そのまま音が狂ったまま弾いてます。
そして教則本は昭和14年の物で
手風琴とピアノアコーディオンの
簡単な説明と数字符と五線譜混在の音楽集と
なっていました。