2018年11月6日火曜日

とっても古いアコーディオン(手風琴)のレストア

 またまたアコーディオンを衝動買いしてしまいました。
昔持ってたんですけど急に欲しくなりましてね。
これは手風琴と呼ばれる明治時代に流行した楽器です。
ただし、この手風琴が明治時代のものかは不明です。
でも昭和10年代以前のものには間違いないと思いますよ。

 信じられない値段でかなり安く購入できました。
まあ安いのには理由があって、鍵盤のボタンが一個欠品してるってのがあります。
ボタンがないとアンティークの価値がかなり下がりますね。
それと空気漏れがかなり酷くて、全く演奏不可能な状態です。

 まず、蛇腹の革が乾燥して紙のように簡単に破れる可能性があるから
保湿のために革を保護する脂を綿棒で塗りました。
古い物にしては蛇腹の状態がかなり良かった。
こういう手風琴は大抵、ビリビリに蛇腹が破れてたり、酷いものだと裂けてたりするものだが、
こいつは虫食い穴が1個小さいのがあっただけ。
ラッキー!

 マイナスネジを緩めて本体を分解。
MMの二列笛ですね。
調はEでした。
リードは真鍮製です。
リードには錆が無くて奇跡的にとても良い状態だ。

 ストップ(音を切り替えるスイッチ)が3個付いてるのですが、そのうち2個はダミー(飾り)でした。
そのうち1個のストップの頭の飾りが割れているので、撤去することにしました。

 ベース部のリード。
こちらも錆もなく綺麗な状態だった。

 鍵盤部分も本体から取り外して点検。
バネも錆や折れが無くていい状態です。
ただ、バルブの部分の革が硬化していて、一部剥がれているものもあるので、革を新しいのに張り替えることにしました。

 本体の木の部分の気密性が心配なので、木工用ボンドで空気が漏れそうな部分を塞いでやりました。
あと、リードワックスにたくさん小さなひび割れがあったので、半田鏝で溶かし直して再接着しておきました

 バルブの革を全部剥がした

 張り替える為の革
これに張り替えました

鍵盤のボタンを複製します。
硬そうな木を選んで、ナイフやヤスリ、両頭グラインダーなどで削って、丸棒を作製していきます

 こんなふうなボタンを削り出すことができました。
我ながら素晴らしいでき具合w

 このままだと色が古いボタンと全く合わなくて違和感があるので、ろうそくで焼いてみたり、鉛筆や油性ペンで汚してみたり
油やボンドを塗って指で揉んでみたり…

 欠品した部分に
自作のボタンを木工用ボンドで接着しました。
近くで目を凝らして見ると少し違和感があるけど、ぱっと見では大丈夫そうですね。
かなり上出来じゃないのこれ。

 あと、蛇腹の角の部分にはL字型の金属がない古いタイプなので、擦れて穴があきそう。
そこで使うのがダイソーのグルーガン。
黒色のスティックを使って

 この角の塗装の禿げた部分に 
 盛ってやります。
これで耐久性がかなり上がると思う。
この部分を張り替えたり革を貼って補修する方法もあるが、それをやると
アンティークの価値が無くなってしまうから、
この補修方法が今のところ一番良さげです。
ただ、夏場盛った部分が溶けてベタベタにならないか心配ですけどね。


 完成!!
銀笛と並べて置いてみました。
カッコいい!

 欠品していた鍵盤のボタンも違和感が無い

 左手のバンドはオリジナルの物をそのまま使いました。

少し空気漏れが多い気もしますが、一応簡単な曲なら弾けるようになりました。
飾って楽しむもよし、弾いて楽しむもよし。
こいつで明治時代の唱歌とか弾くととてもムードがあります。

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